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矯正治療で歯が動くしくみ

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体内のカルシウムの99%は骨にあると言われているように、骨は私たちの体のカルシウムの貯蔵庫の役割も果たしています。

その機能を円滑に行うために骨には、骨を新しくつくりだす“骨芽細胞”、骨自体を維持する“骨細胞”、骨を吸収する“破骨細胞”とがあります。


たとえば骨折をすると、そこには出血が起こり同時に“骨芽細胞”が現れて新たな骨を作り骨折部分を補修してくれます。

また、体内にカルシウムが必要になると破骨細胞の働きが活発になって骨を酸や酵素で溶かし、血液を介してカルシウムを必要な箇所に届けたり、古くなった骨を溶かして“骨芽細胞”が新しい骨を作るのを促します。

通常、歯は歯槽骨という顎の骨の中で歯根膜という繊維に覆われて安定しています。

ところが矯正治療によってここに力が加わると、引っ張られた反対方向の歯根膜は伸び、引っ張った側の歯根膜は縮みます。

すると歯根膜に重度の血流障害が起こって細胞は変性してしまいますが、“破骨細胞”はこのような部分には近づくことができないために歯槽骨側に現れ、圧迫された分だけ骨を溶かします。

一方引っ張られた側では伸びた歯根膜をもとの幅に戻すために、歯槽骨の表面に“骨芽細胞”が現れて骨を形成し始め、これによって骨は移動して両方の歯根膜ももとの形に戻って安定感を取り戻します。

矯正歯科では、ワイヤーなどの装置を使って歯に力をかけて治療を行いますが一気に大きな力をかけても歯は動かないので、時間をかけて骨のもっている自然の機能を働かせて少しずつ確実に動かしていきます。